“云譯”の読み方と例文
新字:云訳
読み方割合
いひわけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なにれたらさむいだらうとおもつて」と小六ころく云譯いひわけ半分はんぶんしながら、あによめあといて、ちやとほつたが、けてある着物きものけて
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
盜み取りたる盜賊なりと申せしよし此儀はたしかなる證據ありや如何いかにと有ければ久兵衞こゝぞと思ひ其儀は文右衞門こと質物しちもつながれの云譯いひわけに五兵衞の見世へ參りし節流れ品を賣拂ひ候代金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
告て立ち歸る後に叔母は不思議ふしぎさうに傳吉に向ひ先刻せんこくより尋ねやうと存じけるが五六年も奉公なしかへられるに風呂敷包ふろしきづつみみ一つも持ぬとはなん云譯いひわけだと尋ねければ傳吉は道中にありし始末を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)