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ふりがな文庫
“
娘
(
ひと
)” の例文
台所へ廻ろうか、足を
拭
(
ふ
)
いてと、そこに居る
娘
(
ひと
)
の、
呼吸
(
いき
)
の
気勢
(
けはい
)
を、伺い伺い、
縁端
(
えんばな
)
へ。——がらり、がちゃがちゃがちゃん。
吃驚
(
びっくり
)
した。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
あの
娘
(
ひと
)
を買うようなもんじゃありませんか? あの
娘
(
ひと
)
からあんなにつけつけと輕蔑の色を見せつけられたんだから
永遠の夫
(旧字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
お
蘭
(
らん
)
さまとて册かるる
娘
(
ひと
)
の鬼にも取られで、淋しとも思はぬか
習慣
(
ならはし
)
あやしく無事なる朝夕が不思議なり
暗夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「ええ。それがね。あの人は地道に行きたい行きたい。みんなに信用されていたいいたいと、思い詰めているのがあの
娘
(
ひと
)
の虚栄なんですからね。そのために
虚構
(
うそ
)
を
吐
(
つ
)
くんですよ」
少女地獄
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
あたし、今でもはっきり憶えていますが、あの時マニーロフさんのそばに坐っていて、あの方に、⦅まあ御覧なさい、あの
娘
(
ひと
)
、なんて蒼い顔色なんでしょう!⦆って言いましたのよ。
死せる魂:02 または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
▼ もっと見る
お母さんが、ちゃんと
拵
(
こし
)
らえて、食べる
娘
(
ひと
)
は机の上の時計を見ていて——
朱絃舎浜子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
……この
娘
(
ひと
)
。……御当人、それで巌飛びに飛移って、その鯉をいきなりつかむと、滝の上へ泳がせたじゃありませんか。
貝の穴に河童の居る事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
しっかりッてこの
娘
(
ひと
)
——口へ出したうちはまだしも、しまいには目を据えて、
熟
(
じっ
)
と
視
(
み
)
たと思うと、湯上りの浴衣のままで、あの高々と取った欄干を、あッという間もなく、
跣足
(
はだし
)
で
貝の穴に河童の居る事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“娘”の意味
《名詞》
(むすめ)若い女性。
(むすめ)子供のうち、女性であるもの。
(こ)若い女性。
(出典:Wiktionary)
“娘”の解説
娘(むすめ、こ)とは、女性の子供、即ち本人の1親等直系卑属のうち女性である者である。対義語は息子または母。
実子または養子(養女)の場合がある。また配偶者の連れ子の女性も一般に娘と呼ぶ。他人の娘を指して息女と呼ぶことがある。
息子の妻を義理の娘ともいう。
(出典:Wikipedia)
娘
常用漢字
中学
部首:⼥
10画
“娘”を含む語句
娘子
小娘
此娘
娘子軍
繼娘
田舎娘
継娘
妹娘
娘盛
姑娘
娘々
田舍娘
娘様
父娘
母娘
生娘
愛娘
娘御
一人娘
彼娘
...