“生娘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きむすめ98.1%
キムスメ1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
餅菓子店もちぐわしやみせにツンとましてる婦人をんななり。生娘きむすめそでたれいてか雉子きじこゑで、ケンもほろゝの無愛嬌者ぶあいけうもの其癖そのくせあまいから不思議ふしぎだとさ。
神楽坂七不思議 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
その時にやっと後家さんは、云い損ないに気が付いたらしく、生娘きむすめのように真赤になったが、やがて袖に顔を当てるとワーッと泣き出した。
いなか、の、じけん (新字新仮名) / 夢野久作(著)
娘形の中、生娘キムスメとでもいふべき役になると、福助は昔から、ものごし・背恰好や、顔や声が邪魔になり、魁車は外的条件は十分だつたが、内的なものが、うぶな処女を表す煩ひとなつた。