“処子”の読み方と例文
旧字:處子
読み方割合
しょし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
保吉は呆気あっけにとられたなり、しばらくは「御用ですか?」とも何とも言わずに、この処子しょしさまを帯びた老教官の顔を見守っていた。
十円札 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
主人はほとんど処子しょしのように、当惑そうな顔を赤めました。が、やっと寂しい微笑を洩すと、おずおず壁上の名画を見ながら、こう言葉を続けるのです。
秋山図 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)