“妖気”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようき92.1%
えうき5.3%
もののけ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その花(はな)は、のめずり倒(たお)れた老人(ろうじん)の死体(したい)を、笑(わら)つて見(み)おろしているという形(かたち)で、いささか人(ひと)をぞつとさせるような妖気(ようき)を漂(ただよ)わしている。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
兎(うさぎ)は躍(をど)つて、仰向(あふむ)けざまに身(み)を飜(ひるがへ)し、妖気(えうき)を籠(こ)めて朦朧(まうろう)とした月(つき)あかりに、前足(まへあし)の間(あひだ)に膚(はだ)が挟(はさま)つたと思(おも)ふと、衣(きぬ)を脱(はづ)して掻取(かいと)りながら下腹(したばら)を衝(つ)と潜(くゞ)つて横(よこ)に抜(ぬ)けて出(で)た。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
これまでも妖気(もののけ)がもとでおりおりお煩(わずら)いになることはあっても、こんなに続いて永(なが)く御容態のすぐれぬようなことはなかったのであるから
源氏物語:34 若菜(上) (新字新仮名) / 紫式部(著)