好都合かうつがふ)” の例文
少くとも好都合かうつがふの条件の一つに数へられなければならぬ筈である。この点は僕も君の説に少しも異議をべる必要はない。同時に又君も僕の説に異議を述べる必要はない筈である。
解嘲 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それをまもつくのは至極しごく結構けつかうでありますが、如何いかにせん無味乾燥むみかんさうなる一ぺん規則きそくでは銘々めい/\好都合かうつがふわからず、他人たにんから命令めいれいされたことのやうにおもはれて、往々わう/\規則きそく忽諸こつしよにするのふうがある。
女教邇言 (旧字旧仮名) / 津田梅子(著)