“奥戸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おくど50.0%
おこつべ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも平井橋ひらいばしからかみの、奥戸おくど立石たていしなんどというあたりは、まことに閑寂かんじゃくなもので、水ただゆるやかに流れ、雲ただ静かにたむろしているのみで、黄茅白蘆こうぼうはくろ洲渚しゅうしょ
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
この寛政四年の十月始めには、まる三年の蝦夷えぞ滞在を終わって、引っ返して外南部の奥戸おこつべの湊に上陸した。それから二年半ほどの間が、下北半島の小天地の生活であった。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)