“奥様”のいろいろな読み方と例文
旧字:奧樣
読み方割合
おくさん63.2%
おくさま21.1%
マダム5.3%
ミセス2.6%
おくさ2.6%
これ2.6%
マダーム2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そらよ、こっちがだんの分。こりゃお源坊のだ。奥様おくさんはあらが可い、煮るともうしおにするともして、天窓あたまかじりの、目球めだまをつるりだ。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
のおこゝろせないうちはや小刀こがたなをおりなさいまし。……そんなことをおつしやつて、奥様おくさまは、いまうしてらつしやいます。」
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いや、奥様マダム。しかし情報は詳しく知っていますよ。私は警察の嘱託医として最初の検証にも立会いました。
白い旅客たちの旦那マスター奥様ミセスたちを奇襲して、その手相を明らかにあらわれていると称して、ひどく猥褻わいせつなことを、たとえばあの
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
盆の唄「死んだ奥様おくさを櫓に乗せて」君をば何の乗せて来らん
晶子鑑賞 (新字旧仮名) / 平野万里(著)
奥様これ、どこへござらっしゃる。」
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ブールジヨワ階級に属して而して母は「奥様マダーム」の権式を捨てたくなかつたのです。