“大奧”の読み方と例文
新字:大奥
読み方割合
おほおく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
瀧口時頼が發心ほつしんせしと、誰れ言ふとなく大奧おほおくに傳はりて、さなきだに口善惡くちさがなき女房共、寄るとさはると瀧口が噂に、横笛とゞろく胸をおさへて蔭ながら樣子を聞けば
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
ちやして大奧おほおくにもたかく、お約束やくそく聟君むこぎみ洋行中やうかうちうにて、寐覺ねざめ寫眞しやしんものがたる總領そうりやう令孃ひめさへ、垣根かきねさくられかし吾助ごすけ、いさヽかの用事ようじにて大層たいそうらしく、御褒美ごはうびたまはる菓子くわし花紅葉はなもみぢ
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)