“大入道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおにゅうどう82.6%
おほにふだう8.7%
おうにうどう4.3%
おほにうだう4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後を振返れば、ドアの裏側がやっぱり鏡で、そこに実物の五倍ほどもある大入道おおにゅうどうのような博士の、あっけに取られた顔が覗いていた。
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
大入道おほにふだう、一つ小僧こぞうなどはそれである。しか復仇ふくきうはう鍋島なべしま猫騷動ねこさうどうのやうに隨分ずゐぶんしつこい。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
そこにはけないおうきな油絵あぶらえなどが、まどぎわにてかけてあつたりして、大入道おうにうどうのR国人こくじんが、この作者さくしやについて、意味いみについて説明せつめいしてくれたりしたが
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
こけかとゆる薄毛うすげ天窓あたまに、かさかぶらず、大木たいぼくちたのが月夜つきよかげすやうな、ぼけやたいろ黒染すみぞめ扮装でたちで、かほあを大入道おほにうだう
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)