“夕風”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆふかぜ50.0%
ゆうかぜ40.0%
ゆふべかぜ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正面しやうめん待乳山まつちやま見渡みわた隅田川すみだがはには夕風ゆふかぜはらんだかけ船がしきりに動いてく。水のおもて黄昏たそがれるにつれてかもめの羽の色が際立きはだつて白く見える。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
にんは、さびしいはたけほうあるいていきました。とうもろこしのが、夕風ゆうかぜうごいて、さっきからいているうまおいのこえが、よるのふけるにつれてだんだんえていました。
二百十日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
黄櫨はぜもみぢこきくれなゐにならむとすクロス山より吹く夕風ゆふべかぜ
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)