“地震國”の読み方と例文
読み方割合
ぢしんこく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わがくにごと地震國ぢしんこくおいては、地震ぢしん出會であつたときの適當てきとう心得こゝろえ絶對ぜつたい必要ひつようなるにもかゝらず、從來じゆうらいかようなものがけてゐた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
しかしながら地震ぢしん出會であつた其瞬間そのしゆんかんおいては、大小だいしよう國民こくみんのこらず自分じしん適當てきとう處置しよちらなければならないから、此場合このばあひ心懸こゝろがけは地震國ぢしんこく國民こくみんつて一人ひとりのこらず必要ひつようなことである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
しかるに事實じじつはさうでなく、あのような悲慘ひさん結果けつか續發ぞくはつとなつたのであるが、これをとほ海外かいがいからながめてみると、日本につぽんおそろしい地震國ぢしんこくである。地震ぢしん度毎たびごと大火災だいかさいおこくにである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)