“在(ゐ)” の例文
『話(はな)しをしてるのは誰(だれ)か?』王樣(わうさま)が愛(あい)ちやんに近(ちか)づきながら申(まを)されました、それから、さも珍(めづ)らしさうに猫(ねこ)の頭(あたま)を見(み)てお在(ゐ)でになりました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
君達は理窟を云ふが失敬ながら猶だ社会を知つておらんやうだ。先ア僕の説を聞給へ。斯う見えて僕は故郷(くに)に在(ゐ)た時分は秀才と云はれて度々新聞雑誌に投書をして褒美を貰つた事もある。
貧書生 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
「御主人は在(ゐ)らつしやいますか。」
『否(いゝ)え、些(ちつ)とも』と云(い)つて愛(あい)ちやんは、『女王樣(ぢよわうさま)は隨分(ずゐぶん)——』丁度(ちやうど)其時(そのとき)愛(あい)ちやんは女王樣(ぢよわうさま)が其背後(そのうしろ)へ近寄(ちかよ)つて、立聞(たちぎゝ)してお在(ゐ)でになるのに氣(き)がつきましたから
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
『御機嫌(ごきげん)如何(いかゞ)に在(ゐ)らせられますか、陛下(へいか)よ!』公爵夫人(こうしやくふじん)が低(ひく)い脾弱(ひよわ)い聲(こゑ)でお伺(うかゞ)ひ申上(まをしあ)げました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)