“国上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くがみ80.0%
くにがみ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年とつた良寛さんは、五合庵ごがふあんといふ小さないほりに住むことになつた。その庵は、故郷こきやう出雲崎いづもざきから少し離れた、国上くがみといふ山の中腹にあつた。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
和納の楞厳寺りょうごんじで文字を習い、国上くがみの寺に上って侍童となるまでは不良少年でも何でもなかった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
後にとまりまた城間ぐすくま、また後には国上くにがみ、近年は出ずというから、その記念の地を祭場としていたものと思われる。馬琴の『椿説弓張月』なども、この記事にった想像画を掲げている。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)