“同家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうけ66.7%
ひとついえ16.7%
ひとついへ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここらの町家まちやは裏手に庭や空地あきちっているのがならいであるから、巡査等は同家どうけ踏込ふみこんでず裏庭を穿索せんさくした。が、縁の下にも庭の隅にも重太郎の姿は見えなかった。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
この二人は、母の父母で、同家ひとついえに二階住居ずまいで、むつまじく暮したが、民也のもの心を覚えて後、母に先だって、前後して亡くなられた……
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
二人ふたりは、はゝ父母ふぼで、同家ひとついへ二階住居にかいずまひで、むつまじくくらしたが、民也たみやのものごころおぼえてのちはゝさきだつて、前後ぜんごしてくなられた……
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)