合點うなづき)” の例文
新字:合点
ひとへに御頼み申なりと言ければすけ十郎は合點うなづき何樣なにさま御尤も至極なれば早々郷右衞門お島ともに申合せ取計ふべけれども御兄弟を救ひ出せし上御二方を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
檢査あらためて書付などよまれ何か心に合點うなづき仔細しさいあれ追々おひ/\吟味ぎんみに及ぶとて一同下られ小間物屋こまものや町内ちやうないあづけ吉三郎旅僧は入牢申付られけりさて翌日よくじつ大岡殿吉三郎を呼出し其の方彌々いよ/\菊と密通みつつういたしてくしかんざし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
隣の女房が見たと云ば其後そののちの事ならんとのうはさを聞權三助十は目を見合せ心に合點うなづきつゝ程なく我家へ歸り昨夜ゆうべはなしは勘太郎にきはまつたり是から錢の遣ひ方に氣を付ろと兩人は人にも語らず心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)