“口吃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くちきつ75.0%
くちごも25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貫一はいそがはしく出迎へぬ。向ひて立てる両箇ふたり月明つきあかりおもてを見合ひけるが、おのおの口吃くちきつしてにはかに言ふ能はざるなりき。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
白井しらゐさんが懷中電燈くわいちうでんとうをキラリとけて、さうつてくだすつた。わたし口吃くちきつしつゝかうべげた。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
啓之助はみじめなほど口吃くちごもって
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)