“原(フ)” の例文
万葉には、赭土(ハニ)即、丹(ニ)をとる広場即、原(フ)と解してゐる歌もあるから、丹生の字面もさうした合理見から出てゐると見られる。にふべからみふべ・みぶと音の転じた事も考へてよい。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
明けがたに 人おりゆきて、照りひそむ萱原(フ)に いまだ自動車を置く
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
○橿の原(フ)によくすをつくり、横臼に醸みし大御酒……(記。紀、かめる……)
つぎ/\に 杉原(フ)の梢に出でて来て 朝谷かける鳶を 見てをり
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
万葉(まんにょう)には、赭土(ハニ)すなわち、丹(ニ)をとる広場すなわち、原(フ)と解している歌もあるから、丹生の字面もそうした合理見から出ていると見られる。にふべからみふべ・みぶと音の転じたことも考えてよい。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
ひたすらに 昼風明るき島山は、麦原(フ)のそよぎ 丘を越えゆく
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
枯れ原(フ)の冬草の、山肌色をした小な翼であつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
枯れ原(フ)の冬草の、山肌色をした小な翼であつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)