“万葉”のいろいろな読み方と例文
旧字:萬葉
読み方割合
まんよう60.0%
まんにょう20.0%
マンネフ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
万葉まんよう』の歌人山辺赤人やまべのあかひとになりますと、自然の景色をうたうことが最も得意でありました。柿本人麿かきのもとのひとまろにしましても景色を諷った歌もたくさんにあります。
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
万葉まんにょうには、赭土ハニすなわち、をとる広場すなわち、と解している歌もあるから、丹生の字面もそうした合理見から出ていると見られる。にふべからみふべ・みぶと音の転じたことも考えてよい。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
飛鳥・藤原の万葉マンネフびとの心に、まづ具体的になつたのは、仏道よりも陰陽五行説である。幻術者マボロシの信仰である。常世と、長寿と結びついたのは、実は此頃である。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)