“剥(ハ)” の例文
玉(タマ)のたぐひにて、五色(ゴシキ)のひかりあり。深山(オクヤマ)の石(イシ)の間(アヒダ)にいでくるものにて、紙(カミ)をかさねたるごとくかさなりあひて、剥(ハ)げば、よくはがれて、うすく、紙(カミ)のやうになれども、火(ヒ)にいれてもやけず。
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ヘバリツイテイル枯レタ蔦(ツタ)一スジヲ、ステッキデパリパリ剥(ハ)ギトリ、ベツダン深キ意味ナク、ツギニハ、エイット大声、狐ノ石像ニ打ッテカカッテ、コレマタ、ベツダン高イ思念ノ故デナイ。
走ラヌ名馬 (新字新仮名) / 太宰治(著)
剥(ハ)いでもらつた柿のうまさが一銭
行乞記:01 (一) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
なもみ剥(ハ)げたか。はげたかよ
翁の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)