“前者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜんしや83.3%
ぜんしゃ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よし前者ぜんしやとした所で、詩をてらつて、小説の真似なぞをした受売うけうりの所作とは認められなかつたからである。そこで、たゞ
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
歴史年代れきしねんだい噴火ふんかした實例じつれいつてゐながら、現在げんざい噴火ふんか休止きゆうししてゐるものと、活動中かつどうちゆうのものとあるが、前者ぜんしや休火山きゆうかざんづけて活火山かつかざん區別くべつしてゐるひともあるけれども
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
冷奴の平民的なるに対して、貴族的なるはうなぎ蒲焼かばやきである。前者ぜんしゃの甚だ淡泊なるに対して、後者こうしゃは甚だ濃厚なるものであるが、いずれも夏向きの食い物の両大関である。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)