“初物”の読み方と例文
読み方割合
はつもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一般に、温室など利用して作った小さなきゅうり、俗に初物はつものと呼ぶような出たてのきゅうりで、料理屋などで使うのは、小さなのがよい。
胡瓜 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
もっとも、これは、世間で云う様な、初物はつものを食うために、何処どこそこへ旅行したとか、身を忍んで屋台店へ行ったとか云う風な食道楽ではなかった。
解説 趣味を通じての先生 (新字新仮名) / 額田六福(著)
そのおそきとは三月にはじめて梅の花を見、五月のうり茄子なす初物はつものとす。山中にいたりては山桜のさかり四月のすゑ五月にいたる所もあるなり。