“出難”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
でがた40.0%
でにく40.0%
いでがた20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
折角出難でがたいチベットから出て来て世界に紹介すべき大功の事を冥土めいどもたらしたからといって何の益があるか。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
隙がないというか、あまりに、綽空の身が放胆に投げだされてあるのでかえって手が出難でにくいのか、いつも、機を逸してしまう。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
見たるやと問ふに娘は勿々なか/\怕敷おそろしくる事叶はざれば如何樣の者なるや一かうおぼえ申さずとこたふるにぞ利兵衞してまたお竹は何故なにゆゑ夜更に庭へ出たるやと云けるにおきくたゞ差俯向さしうつむいて詞なし利兵衞は暫時しばらくかんがへ此盜人我少し心當りの者あり然れども是と云證據なきゆゑ訴へ出難いでがたしとて夫より盜れし娘が手道具てだうぐうち紛失ふんじつの品々を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)