“出來難”のいろいろな読み方と例文
新字:出来難
読み方割合
できがた50.0%
でぎがた50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
振舞ふるまひ小遣こづかひなど與へて喜ばせ聲をひそめつゝ其方そなたの主人の娘お高殿に我等われら豫々かね/″\こゝろかくる所お高殿も氣のある容體ようすなれども御母殿おふくろどの猿眼さるまなこをして居る故はなし出來難できがたければ貴樣に此文をわたあひだ能々よく/\人目ひとめ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
扨又長兵衞は兄の清兵衞に向ひ先達さきだつての手紙の樣子やうすにては大病にて九死一生との事なれば大いに心配しんぱい致せしなれども節季せつき師走しはすの事ゆゑ勿々なか/\旅立たびたちなどは出來難でぎがたところなるが萬一の事にてもある時は死に目にもあはれずと思ひて取物とるもの取敢とりあへにはか旅立たびだち隨分ずゐぶんみち
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)