“兼帯”の読み方と例文
旧字:兼帶
読み方割合
けんたい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
顔を洗うのもそこそこにして、部屋(へや)にもどり、朝昼兼帯(けんたい)の飯を喰いながら、妻から来た手紙を読んで見た。
耽溺 (新字新仮名) / 岩野泡鳴(著)
慶長二年に父の吉次が死んで吉之丞の代になると、二度目の朝鮮征伐に義弘について泗川(しせん)に行き、粮米荷頭(ろうまいにがしら)と小荷駄才領を兼帯(けんたい)でやり、矢丸(やだま)の下を駆けまわった。
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
医者(いしや)の内弟子(うちでし)で薬局(やくきよく)、拭掃除(ふきさうぢ)もすれば総菜畠(さうざいばたけ)の芋(いも)も堀(ほ)る、近(ちか)い所(ところ)へは車夫(しやふ)も勤(つと)めた、下男(げなん)兼帯(けんたい)の熊蔵(くまざう)といふ、其頃(そのころ)二十四五歳(さい)、稀塩散(きゑんさん)に単舎利別(たんしやりべつ)を混(ま)ぜたのを瓶(びん)に盗(ぬす)んで
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)