其力そのちから)” の例文
みづか其斷そのだんゆうとせば、すなは(八七)其敵そのてきもつこれいからすかれ。みづか其力そのちからとせば、すなは(八八)其難そのなんもつこれ(八九)がいするかれ。
当時たうじすで素人芸しろうとげいでないと評判ひやうばん腕利うできゝで、新躰詩しんたいしこと其力そのちからきはめて研究けんきふする所で、百枚ひやくまいほどの叙事詩じよじしをも其頃そのころ早く作つて、二三の劇詩げきしなどさへ有りました、依様やはり我々われ/\同級どうきふでありましたが
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
暗き地牢ぢろうの底に其力そのちからからしながら
失楽 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
其力そのちからかりてなりともこの
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)