“伸縮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のびちぢみ60.0%
のびちゞみ20.0%
のびちぢ10.0%
しんしゅく10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と思いながら、絶えず拍子にかかって、伸縮のびちぢみ身体からだの調子を取って、手を働かす、鋸が上下して、木屑がまたこぼれて来る。
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
おもひながら、えず拍子ひやうしにかゝつて、伸縮のびちゞみ身體からだ調子てうしつて、はたらかす、のこぎり上下じやうげして、木屑きくづがまたこぼれてる。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「二進が一進、二進が一進、二一にいち天作の五一三六七八九ぐいちさぶろくななやあここの。」と、饂飩の帳の伸縮のびちぢみは、加減さしひきだけで済むものを、醤油したじに水を割算段。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
おおきさは普通ふつうじゃくもあろうか……しかし伸縮しんしゅく自由自在じゆうじざいであるから、わばおおきさがっていようなものじゃ……。