“仲尼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゅうじ60.0%
ちうぢ20.0%
ちゆうぢ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
孔子もそれと互角な不男ぶおとこだったらしく、『荀子じゅんし』に〈仲尼ちゅうじの状面かぶるがごとし〉、倛は悪魔払いに蒙る仮面というのが古来の解釈だが、旧知の一英人が
(四四)七十(四五)仲尼ちうぢひと顏淵がんえん(四六)すすめ、がくこのむとす。しかれども(四七)くわい屡〻しばしばむなしく、糟糠さうかうにだもかず、しかうしてつひ(四八)蚤夭さうえうせり。
離朱りしゆの明も睫上せふじやうの塵を視るあたはず、仲尼ちゆうぢの智も篋中けふちゆうの物を知る能はず云々」
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)