“仮名交”の読み方と例文
読み方割合
かなまじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくの如き漢文はやがて吾々が小学校で習つた仮名交かなまじりの紀行文に終りをとどめて、其の後は全く廃滅に帰してしまつた。時勢が然らしめたのである。
虫干 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
不浄観のことが分り易い仮名交かなまじり文で書いてある書物は、他にもあるかも知れないが、筆者が知っているのでは、世に慈鎮和尚の著とも云い、又勝月房慶政上人しょうにんの著とも云う「閑居の友」がある。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)