“二日酔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふつかえい50.0%
ふつかよい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前に云った通り自分の魂は二日酔ふつかえいていたらくで、どこまでもとろんとしていた。ところへ停車場ステーションを出るや否や断りなしにこの明瞭な——盲目めくらにさえ明瞭なこの景色けしきにばったりぶつかったのである。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
彼は二日酔ふつかよいの眼と頭をもって、かいこの糸をくようにそれからそれへと出てくるこの記念かたみかず見つめていたが、しまいには眼先にただようふわふわした夢の蒼蠅うるささにえなくなった。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)