“九尺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くしゃく66.7%
くしやく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当の古女房までが、頼母子講の月掛けが払えないといっては、ヒステリィを起したり、そういうものでたされた、裏長屋の九尺くしゃく二間にけんをのがれて、木馬館の別天地へ出勤することは
木馬は廻る (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
横町よこちょうに十四五間の高塀たかべいが有りまして、九尺くしゃくの所に内玄関ないげんかんとなえまする所があります。
其大仏餅屋そのだいぶつもちや一軒いつけんおいて隣家となりが、おもてこまかつが面取めんどりの出格子でがうしになつてりまして六尺いつけんとなりのはうあら格子かうし其又側そのまたわき九尺くしやくばかりチヨイと板塀いたべいになつてる、無職業家しもたやでございまする。