“中食”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゅうじき88.9%
ちうじき5.6%
ひる2.8%
ちゆうじき2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よほど困窮していたと見えて、初めての日の中食ちゅうじきに、竹の皮へ包んできた握飯おにぎりと梅干をつまんで食べたので侮ってしまったのだった。
岡町をかまち中食ちうじきをして、三國みくにから十三じふそわたしにしかゝつたときは、もうなゝごろであつた。渡船とせんつてゐるので、玄竹げんちくみち片脇かたわきつて、つてゐた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
「もうお中食ひるだから、久しぶりで御膳ごぜんを食べて……」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
中食ちゆうじきはテストフてい料理店れうりてんはひつたが、こゝでもミハイル、アウエリヤヌヰチは、頬鬚ほゝひげでながら、やゝ少時しばらく品書しながき拈轉ひねくつて、料理店れうりやのやうに擧動ふるま愛食家風あいしよくかふう調子てうしで。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)