“中窓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちうまど33.3%
ちゅうまど33.3%
ちゆうまど33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中窓ちうまど欄干てすりにもたれてあまだれをみてゐるムスメがあつた。
桜さく島:見知らぬ世界 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
隣家の二階というのは、見た処、極く軒の低い家で、下の屋根と上の屋根との間に、一間の中窓ちゅうまどが窮屈そうにはさまっている、其窓先に軒がさも鬱陶しく垂れて、陰気な影を窓の障子に映じている。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
此の間、何うかすると、ゴト/\、ゴト/\と、輕い、併しながら不愉快ふゆくわいな響が耳に入ツて、惡く神經を小突く。氣が付いて見ると、其は風が中窓ちゆうまどや風拔の戸に衝突ぶつかツてるのであツた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)