“三井”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みつい72.7%
みい22.7%
みつゐ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
番町の火は今や五味坂ごみざか上の三井みつい邸のうしろに迫って、怒涛どとうのように暴れ狂うほのおのなかに西洋館の高い建物がはっきりと浮き出して白くみえた。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
人のうわさによると、戦ぎらいの公達きんだちは、よく、三井みいや、叡山えいざんや、根来ねごろなどの、学僧のあいだに、姿をかえてかくれこむよしです。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
をつとをして三井みつゐ白木しろき下村しもむら売出うりだ広告くわうこくの前に立たしむればこれあるかな必要ひつえうの一器械きかいなり。あれがしいのうつたへをなすにあらざるよりは、がうもアナタの存在をみとむることなし
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)