“三井楽”の読み方と例文
読み方割合
みいらく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
肥前ひぜん下五島しもごとう、昔の大値賀島おおちかのしまの北部海岸に、三井楽みいらくというみさきの村が今もある。遠く『万葉集』以来の歌に出ているミミラクの崎と同じだと、今日の人はみな思っている。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
中世の文学に幾たびか取上げられた美々良久みみらくの島、亡くなった人にうことができるという言い伝えのあるその島は、はたして遣唐使が船を寄せたという肥前ひぜん五島ごとう三井楽みいらくの崎と同じであったか
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)