“万朝報”のいろいろな読み方と例文
旧字:萬朝報
読み方割合
よろずちょうほう60.0%
まんちょうほう26.7%
まんてうはう6.7%
よろづてうほう6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今より十四、五年前、東京本所に怪火かいかを現出せしことがあり、その当時の諸新聞にも掲げてあった。今『万朝報よろずちょうほう』の雑報の一節を抜粋せんに
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
それは朝野ちょうや新聞から、後の万朝報まんちょうほうに立てこもった、黒岩涙香るいこうの翻訳探偵又は伝奇小説の、恐るべき流行に対する、出版者達の対抗運動で、当時硯友社けんゆうしゃの根城のようになっていた
文士の決闘を書いたと云ふ良人をつとの原稿はまだ新聞に出て居なかつた。防水剤の話が丁度その欄に載つて居たので読みながら買つて見ようかなどゝ思つた。日々にち/\の歌を詠んで万朝報まんてうはうの歌を選んだ。
六日間:(日記) (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
ところが、ある日のこと、平尾氏とOさんとの関係が続き物になつて万朝報よろづてうほうに掲載されました。それは大分非難の色を帯びた文字でした。
恋妻であり敵であった (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)