七顛八倒しちてんばつたう)” の例文
鐵車てつしや其樣そんことではビクともしない、反對はんたいじう彈飛はじきとばすと、百獸ひやくじう王樣わうさま團子だんごのやうにくさうへ七顛八倒しちてんばつたう吾等われら一同いちどうはドツとわらつた。
時分じぶんおほきな海鼠なまこ二尺許にしやくばかりなのをつてべて、どくあたつて、なないまでに、こはれごはれのふねなかで、七顛八倒しちてんばつたう苦痛くるしみをしたつてふよ。……まあ、どんな、心持こゝろもちだつたらうね。
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)