“一躰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いったい54.5%
いつたい36.4%
ひとつ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年は四十から六十のあいだで、四十代の精悍せいかんさと、六十代のおちつきとが少しの不自然さもなく一躰いったいになっているようにみえた。
二人ふたりちうごと驅付かけつけて、ふたはぬは無益むえきやがはら充分じゆうぶんになると、つぎおこつて問題もんだいは、一躰いつたいこのしま如何いかなるしまだらう、見渡みわたところ隨分ずいぶん巨大きよだいしまやうだが
現在のお蘭さまは懷かしく床しきほかに恐ろしく怕きやうにて、身も心も一躰ひとつになどゝ懸けても仰せられんことか、見たりしにはことなる島田髷に、美相は斯くぞ覺えし夢中の面影をとどめて
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)