“オト”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:おと
語句割合
25.0%
女弟18.8%
18.8%
12.5%
6.3%
6.3%
6.3%
6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「——北京ホッケイノ地へ流罪ルザイトナシ、大名府ダイミョウフ留守司ルスシノ軍卒ニオトスモノ也」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此は、海岸の斎用水ユカハに棚かけ亘して、神服カムハタ織るたなばたつめ・オトたなばたつめの生活を、やや細やかに物語つて居る。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
カノ秀起ホダたる浪の穂の上に、八尋殿やひろどのてゝ、手玉タダマもゆらにハタ少女ヲトメは、これ子女ムスメぞ。」答へて曰はく、「大山祇おおやまつみ神の女等、磐長いわなが姫とナノり、オトは、木華開耶このはなさくや姫とナノる。」……(日本紀一書)
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
官ノ民望ヲオトスコトハナハダ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だから、民俗は研究せられても、古代生活を対象とする国学の補助とはならなかつた。むしろ、上ッ代ぶり・オトぶりの二つの区劃を、益明らかに感じさせる一方であつた。
古代研究 追ひ書き (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此純化したお祭りを持つた迄には、語りオトされた長い多くのオヤたちの生活の連続が考へられねばならぬ。其はもつと神に近い感情発表の形式をもつてゐた時代である。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
神の威力の永続を希うて、其呪力ある詞章を伝へオトすまい、と努力して来たのであつた。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)