“ほうかむ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頬冠66.7%
頬被33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
側にいた年齢としごろ廿二三で半合羽はんがっぱを着ている商人体あきんどていの男が、草鞋のよごれたのを穿いて頬冠ほうかむりをしながら、此の男も出に掛りますと、突然いきなり傍にあった角右衞門の風呂敷包を引攫ひっさらってげましたから
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
頬冠ほうかむりをた曲者が、此方こちらへ出に掛るから、びっくりしてあと退さがりました。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
今多助が藁草履を穿き、すた/\やって来る跡から、ピタ/\冷飯草履を穿き、半合羽に小さいお太刀たちを差し手拭で頬被ほうかむりをし、草履穿で、田舎帰りというこしらえの男が、多助の傍へ寄り
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)