“ひれふし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鰭伏33.3%
俯伏33.3%
平伏33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
得ず名乘出しなり因て下死人は此三五郎めにいさゝかも違ひ御座らぬと白洲に鰭伏ひれふし少しも動かねば役人は勿論もちろん村役人共持餘し叱りつなだめつ漸々に白洲を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あたへんとて懷中より三りやう出し長助へ渡しけるに長助は大地だいち鰭伏ひれふし此御恩このごおんわすれまじとてよろこびけり是よりはべつしてこの長助而已のみ毎度まいどつねはじめの惡巧わるだくみを内通ないつうして又七を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
悪魔また彼を最高いとたかき山に携えゆき世界の諸国とその栄華えいがとを見せてなんじもし俯伏ひれふして我を拝せばこれらをことごとくなんじに与うべしと曰う
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
ころしましたるおぼえは決して御座なく是は定めし人ちがひならんと種々いろ/\言解いひときけるそばより女房お節も取縋とりすがり九助は勿々なか/\人殺ひとごろしなど致す者では御座りませぬ何卒御堪忍かんにんなされて下されと倶々とも/″\泣詫なきわびる斯る處へ譜代ふだいの三五郎もはせ來り其所へ平伏ひれふし御役人樣九助儀は勿々なか/\人など殺す樣な者では御座りませぬと右左みぎひだりより取付わびるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)