“はいっ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
這入77.8%
22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
... 其後では誰も老人の室へ這入はいった者が無いと云うから是ほど確な証拠は有るまい」目科は無言にて聞き終り意味有りげなる言葉にて
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
ソコデ江戸に這入はいったとき、今思えば芝の田町たまち、処も覚えて居る、江戸に這入て往来の右側の家で、小僧がのこぎりやすりの目をたたいて居る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
成長の後でも自分で手本をならったらさそうなものだが、その時はすでに洋学の門にはいって天下の儒者流を目のかたきにして、儒者のすることなら一から十まで皆気に入らぬ、就中なかんずくその行状が好かない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
幾干いくらはいってるものかね。ほんとに一片何銭にくだろう。まるでおかね
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
れが例の英吉利イギリスの軍艦のいかりが薩摩の手にはいった由来である。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)