“てづか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手掴55.6%
手攫22.2%
手握11.1%
5.6%
手支5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大いに怒って修験者それ自身が狂気のごとく用意の防霰弾を手掴てづかみに取って虚空こくうに打ち付け投げ付けて霰と戦うです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
わしやお内儀かみさんかゝあおつころしてからつちものは乞食こじきげだつて手攫てづかみでものしたこたあねえんでがすかんね、そらおつうげもはあことわつてくんでがすから
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
手握てづかみの二錢銅貨なり
そぞろごと (旧字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
東大寺は常在不滅じやうざいふめつ実報寂光じつぱうじやくくわうの生身の御仏とおぼしめしなずらへて、聖武皇帝、てづかみづかみがたて給ひし金銅十六丈の廬舎那仏るしやなぶつ烏瑟うしつ高くあらはれて、半天の雲にかくれ、白毫びやくがう新にをがまれ給ひし満月の尊容も
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
伊之助も漸々だん/″\うちの方も不首尾になり、金に手支てづかえて参りました。