“ちかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
痴漢40.0%
弛緩33.3%
地寒6.7%
癡漢6.7%
置換6.7%
遅緩6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
、捕え得ぬなど、言語道断。ひとりの痴漢ちかんをからめ捕るにすら、かくも能なき武者所に、なんで非常のときを、たのめようか
この最後の時期の所産としては、量的には最も大きく、質的にはかなりの弛緩ちかんを示している作品『ナヂェージダ・ニコラーエヴナ』のほか、一二の民話の試みがある。
地寒ちかんのよわきとつよきとによりてこほりあつきうすきとのごとし。天に温冷熱をんれいねつの三さいあるは、人のはだへあたゝかにくひやゝ臓腑ざうふねつするとおな道理だうり也。気中きちゆう万物ばんぶつ生育せいいくこと/″\く天地の気格きかくしたがふゆゑ也。
譬へば汝が即興の詩の如きも、その時こそ姫のやさしき目なざしに、汝に謝する色現れつれ、かしこにては思出さるゝ暇なからん。さはあれ一個の婦人にのみ心を傾くるは癡漢ちかんの事なり。
だがその割合に呼吸ぐるしくないのは、電気装置が働いて、室内の空気が、外気と巧みに置換ちかんせられているせいだったかも知れない。
振動魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
船は十一分の重量おもみあれば、進行極めて遅緩ちかんにして、糸魚川いといがわに着きしは午後四時半、予定におくるることおよそ二時間なり。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)