“気中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きあたり66.7%
きあた16.7%
きちゆう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下り船の乗りがけに、いやな気中きあたりがしたが、あれこそは、こんなやつといっしょに、南の海の果で藻屑になるというしらせだったのだろう
重吉漂流紀聞 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
機嫌がひどく悪いように見えたのは、どういうものだか、帰りの道で、吾家うちが見えるようになってフト気中きあたりがして、何だか今度の御前製作は見事に失敗するように思われ出して
鵞鳥 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
地寒ちかんのよわきとつよきとによりてこほりあつきうすきとのごとし。天に温冷熱をんれいねつの三さいあるは、人のはだへあたゝかにくひやゝ臓腑ざうふねつするとおな道理だうり也。気中きちゆう万物ばんぶつ生育せいいくこと/″\く天地の気格きかくしたがふゆゑ也。