“だら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ダラ
語句割合
33.3%
11.1%
11.1%
放縦11.1%
11.1%
陀羅11.1%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お蔭で赤塚氏はひどく腹をそこねた。そしてだらけきつた胃の腑を抱へて奉天へ来るには来たが、病気は捗々はか/″\しくはなほらなかつた。
実に甲斐のない、まことにつまらないという程の語である。「わらは」は童男童女いずれにもいい、「老人おいびと女童児をみなわらはも、が願ふ心だらひに」(巻十八・四〇九四)の例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
このゆるくもほびこりてとのぐもあめらぬかこころだらひに 〔巻十八・四一二三〕 大伴家持
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
するうちに座敷の方へ日がさして、朝の気分がようやくだらけて来た。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「おい、君たちの生活はすこし放縦だらしなさ過ぎると思わんか。そんな廃頽的な生活ばかりしていていいッてことはあるまい。すこし反省したらどうだ」
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
慣れない山路で時間を潰し、午後の日も相当だらけてしまった。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
陀羅だらゴマぜにゴマ真鍮しんちゅうゴマ、ぶんぶん鳴るのが神鳴かみなりゴマ、おどけておどるが道化どうけゴマ、せいのたかいは但馬たじまゴマ、名人独楽めいじんごま金造きんぞうづくり、豆ゴマ、かけゴマ、坊主ぼうずゴマ、みやこではやっておりまする。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
スケソウだらである。凍ってコチコチになっているから、まだ庖丁ほうちょうが立たないのだ。
黄色い日日 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)