“せえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
33.3%
16.7%
所為16.7%
所爲16.7%
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また此の重三郎の親父は梨子売を致す重助と申す者で、川崎在の羽根田村に身貧に暮して居りまするが、去年の暮から年のせえか致して寒気さむさあたる、疝気せんきが起ったと見えまして寝て居ります。
「よきげこれてやつぺか、砂糖さたうでもせえたら佳味うまかつぺな」獨語ひとりごとのやうにいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
これへもみづせえかなくつちやなんめえな」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
日癖ひぐせ所為せえか、今晴れたかと思うとどうと烈しく降出して来て、込合います往来もばったりと止りました。娘はあたりを片附けようと思うと縁台の上に萠黄金襴もえぎきんらんの結構な金入が乗って有るから
「そんだが、いまぢやふところちつたえゝ所爲せえるなんねえよ」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ばか言ってらア、死ぬるやつは勝手に死ぬるんだ、こっちのせえじゃアねエ。踏切の八百屋で顔が売れてるのを
郊外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)