“しめし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
25.0%
襁褓25.0%
啓示12.5%
指示12.5%
湿12.5%
顕示12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しめしあれど
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
すぐけえって何処の人だか手掛てがゝりイ見付けようと思って客人が預けて行った荷物を開けて見ると、梅醤うめびしお曲物まげものと、油紙あぶらッかみに包んだ孩児の襁褓しめしばかりサ、そんで二人とも棄児すてごをしに来たんだと分ったので
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
そうして神様のお啓示しめしか、悪魔の戯弄からかいかわからないままに、ドキンと、胸がとどろくと一緒にハッとわれに帰るような事が、一日のうち何度となくあるようになりました。
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
何、牛に乗らないだけの仙家せんかわらわ指示しめしである……もっと山高く、草深く分入わけいればだけれども、それにはこの陽気だ、蛇体じゃたいという障碍しょうげがあって、望むものの方に、苦行くぎょうが足りない。
若菜のうち (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ペロンと舌を出して、下唇に湿しめしをくれると
顎十郎捕物帳:07 紙凧 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
わが誇るは益なしと雖も止むを得ざるなり、ここに主の顕示しめしと黙示とに及ばん。我はキリストにある一人の人を知る。
パウロの混乱 (新字新仮名) / 太宰治(著)