“され”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
42.9%
28.6%
冷遇14.3%
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのひとり答へて曰ふ、我はアレッツオの者なりき、アールベロ・ダ・シエーナによりてわれ火にかゝるにいたれるなり、されど 一〇九—
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
發輝はつきと申立て給はらば夫にて宜しと家主長助は忠兵衞をしかと談じ其のおもむきの一札を取置さればお光殿立歸りて訴訟の支度したくに及ばんなれども忠兵衞殿には御迷惑ごめいわくなる事に候はんとあつく禮を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「本統にそうおしよ。あんまり放擲うッちゃッといちゃアよくないよ。善さんも気の毒な人さ。こんなに冷遇されても厭な顔もしないで、毎晩のように来ておいでなんだから、怒らせないくらいにゃしておやりよ」
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
「へえ、ありやした。たしかにあった。あれじゃあいくらされえてもかからねえはずだて。」