“さもら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
66.7%
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひむがしたぎ御門みかどさもらへど昨日きのふ今日けふすこともなし 〔巻二・一八四〕 日並皇子宮の舎人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
かれ問ひたまふ時に、答へ白さく、「僕は國つ神、名は猿田さるだ毘古の神なり。出で居る所以ゆゑは、天つ神の御子天降りますと聞きしかば、御前みさきに仕へまつらむとして、まゐ向ひさもらふ」
「常世の國の時じくのかくを持ちまゐ上りてさもらふ」とまをして遂におらび死にき。
かれいそかみの神宮にまゐでて、天皇に「政既にことむけ訖へてまゐ上りさもらふ」
ここに父答へて曰はく、「こは大君にますなり。かしこし、が子仕へまつれ」といひて、その家を嚴飾かざりて、さもらひ待ちしかば、明日あすのひ入りましき。